顧客第一の古本屋

通信販売を利用する人の気持としては、注文した本は早く欲しいと思う気持ちと、送料はいくらするのかと気にしているものなのですが、これは古本の状態によっても異なるので、経営者は常にお客さんの立場を考えて進めていかなくてはなりません。

出来る限り迅速に発送するように心がけており、送料に関しては本の量に関係なく一律にすることによって問い合わせが減り、まとめて本の買取や購入してくれる人が増え、作業も減って少しは楽になったのですが、やはり本の状態を相手に伝えるための文面はとても神経を使うもので、これが上手く伝わっていないとクレームとなり倍の時間を使います。

ネット販売で古本を売るポイントとして最も難しいところでして、実際にお客さんの目で確認することが出来ないので、一方的な販売者の活字を信じるしかありません。

例えば、同じ状態の本でも、人によっては汚れていると思う人や、キレイだと思う人など様々でして、誰にでも正確に伝わるように表現するのは努力をしているのですが、どうしても伝わり方が違うので骨が折れます。

今流行の3Dを利用して映像で本をネット上で見られるようになれば変わるかもしれません。

お客さんと喜びを共感する

店舗を持っていない場合、本を買取した古本の在庫を保管する場所が必要になり、ネットだけで古本屋を経営している人からすると非常に頭を悩ませる問題でして、自宅に何万冊も保管出来るスペースが有れば良いのですが、そうでない場合は別にプレハブを作って保管しておくか、業者に倉庫を借りるなどするしかありませんが、どうしても効率は下がります。

先程、労働時間は7時間で短めだと反しましたが、夜中はパソコンにへばりつく様にして書評を考えたりして更新もするので、実労働時間を考えると驚くほど長いかもしれません。

楽しみながらやっているので問題はないのですが、時給に換算すると相当安いでしょうね。

時折、本を購入してくれたお客さんからメッセージをいただくことがあるのですが、このようにネットを利用した古書店では、お客さんと直接ふれあう機会はないのですが、しっかりと見てくれている人がいると思うと、また頑張ろうという気持ちにも成増氏、書評を見て購入したのですが、言われた通り面白かったと言われた時には、最高に至福の時です。

正直なところ、売上が増えることも嬉しいのですが、購入した本を気に入ってくれたと言ってもらえる方が何倍も嬉しく、中には面白い本を紹介してくれる方もいて、自分の知らない分野であれば特に参考になります。

毎日日記も更新しているのですが、毎日の他愛もない内容で、今日の昼は蕎麦を食べたなどと言う日記にも反応してくれることも喜びの1つです。

還暦を迎えた私からしてみると、本の買取や販売でお金を稼ぐよりも人と繋がっている事を実感できる方が嬉しく、喜びを共感出来ることが全てなのです。

人が初心に立ち返ると、いま私が立っている場所が本当の幸せなのでしょうね。